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2025年12月17日 空き家活用

駐車場にする?トランクルームにする? 建物を取り壊して土地活用する際の利回り計算

「更地にして持っておきたいけど、税金が高くなるのは嫌だ」 「駐車場にして小銭を稼げないかな?」 空き家を取り壊した後、土地を活用して収益を得ようと考える方は多いです。 しかし、安易な土地活用は「固定資産税の増加分すらペイできない」という赤字経営に陥るリスクがあります。 代表的な活用法である「月極駐車場」「コインパーキング」「トランクルーム」について、それぞれの収益性とリスクをシビアに比較します。

駐車場経営(月極・コインパ)

最も手軽な方法です。

月極駐車場: 初期費用は安い(砂利敷きロープ張り程度)ですが、空車リスクがあります。田舎では月3,000円でも埋まらないことがあり、固定資産税を払ったら手残りは数千円…ということも。

コインパーキング: 業者が機械を設置して借り上げる「一括借り上げ」なら安定収入になります。ただし、「駅近」「観光地」「病院の近く」など、立地条件が厳しく、住宅街のど真ん中では業者が参入してくれません。

【注意点】税金が6倍になる 更地にすると「住宅用地の特例」が外れます。 例えば、固定資産税が年5万円だった空き家を解体して駐車場にすると、税金は約30万円に跳ね上がります。 駐車場収入で年間30万円以上稼げなければ、「家があった時より損をする」ことになります。

トランクルーム(コンテナ)

コンテナを設置して収納スペースとして貸し出す方法です。

メリット: 駅遠の住宅地でも需要がある(マンションの収納不足解消など)。利回りが比較的高め(10%〜)。

デメリット: 初期費用が高い(コンテナ購入・設置で数百万円)。集客が難しい。

結局、売ったほうがいいの?

土地活用で成功するのは、「一等地」または「まとまった広さがある土地」だけです。 30坪〜50坪程度の一般的な住宅地の場合、小規模な活用をしても、管理の手間と税負担で利益はほとんど出ません。

さらに、一度事業を始めてしまうと、「借地権」や「賃借権」の問題が発生し、いざ売りたい時に「利用者がいるから売れない」というトラブルになることもあります。

「将来的に使う予定がない」のであれば、無理に事業を始めるよりも、売却して現金化し、NISAなどで運用したほうが、リスクもなく利回りも良いケースが大半です。 FUSIONでは、土地活用のシミュレーションと比較した上での売却査定も可能です。

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