水道・電気は止めるべき? 冬場の凍結破裂や、通電火災を防ぐライフラインの扱い
電気:防犯と換気のために「契約継続」がおすすめ
基本的には、電気は解約せずに「アンペア数を最低(10A〜20Aなど)に下げて継続」することをおすすめしています。
【継続するメリット】
24時間換気システムを動かせる: 最近の家は気密性が高いため、換気扇を止めるとすぐにカビだらけになります。
防犯対策: センサーライトを設置したり、タイマーで夜間に室内灯をつけたりして「人がいる気配」を出せます。
管理作業がスムーズ: 掃除機を使ったり、夜間に点検したりする際に電気が必須です。
ただし、「ブレーカー」の扱いには注意が必要です。 漏電火災(老朽化した配線をネズミがかじって発火するなど)を防ぐため、「必要な回路(換気扇や防犯機器)以外の子ブレーカーは落としておく」のが鉄則です。
水道:契約は残すが「元栓」は閉める!
水道も、定期的な「通水(排水管の悪臭防止)」が必要なため、解約しないのがベターです。 しかし、普段無人の状態で水道管に水圧がかかっていると、老朽化したパッキンから水漏れしたり、冬場に凍結して管が破裂したりするリスクがあります。
【絶対やるべき対策:水抜きと止水栓】
帰る時は必ず、道路境界付近にある「水道の元栓(止水栓)」を閉めること。
特に冬場(12月〜3月)は、管の中に残った水が凍って膨張し、水道管を破裂させます。元栓を閉めた後に、蛇口を開けて「管の中の水を出し切る(水抜き)」作業が必須です。
もし破裂すると、次に家に来た時に家の中が水浸し(カビだらけ)になっていたり、元栓が開いていた場合は数十万円の水道代を請求されたりする大惨事になります。

ガス:基本は「閉栓(解約)」でOK
電気・水道と違い、ガスは空き家の維持管理において使う場面がほとんどありません(お湯を出して掃除する必要がなければ)。 ガス漏れ事故のリスクを避けるためにも、プロパン・都市ガス共に解約(閉栓)手続きをして、ガスボンベやメーターを撤去してもらうのが一番安全です。
再開時のトラブルに注意
「売却が決まったから」「お盆に親戚が泊まるから」といって、長期間止めていたライフラインを急に再開すると、トラブルが起きがちです。
給湯器の故障: 長期間使っていない給湯器は、内部の部品が固着して動かなくなっていることが多いです。
赤水(サビ水): 水道管内部のサビが一気に出てきます。
FUSIONに売却をご依頼いただく場合は、こうしたライフラインの手続きや設備の動作確認も、すべて現状のままでOKです。 「給湯器が壊れているかも」「水道管が破裂しているかも」といった不安も、包み隠さずご相談ください。修繕リスクを含めて査定いたします。
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